宇宙碧の諸行無常物語り

日々の出来事。家族発達凸凹あり。不思議話好き。

最期に向けて②…

さて、昨日、息子から夕方連絡が入る。

 

じいちゃん家に行きたいんだけど…

 

そこで、旦那殿が居たので説明をする。

 

じいちゃんは今日、施設へお引越しした。でも、近いから会いに行く?

 

行きます。

 

その施設はこの時期でも面会が優しいようで、面会時間は好きなだけどうぞ…と言うスタンス。

ホスピスなだけに、最期は家族で過ごしましょうとの場所。

 

実際、施設へは旦那実家から歩いて行ける距離なので、駅前で息子と待ち合わせして合流し、車で施設に向かう。

 

旦那殿と息子が会い行った。

そこには旦那弟も居た。

 

それから話は旦那殿から聞いた話。

 

今回も息子はじいちゃんにマッサージをした様で、またもや揉んだ後床に座り込んだとの事。

じいちゃんなりに、会話する事が難しい息子に対して、マッサージをお願いする事により、コミュニケーションを図っているんだなと旦那殿は思ったそうな。

息絶えだえのじいちゃんが、何とか書いた文字…

 

 

おこづかい

 

その文字を見た息子。

 

おこづかい?

 

反応する。

 

おこづかいは、ばあちゃんに頼んでと旦那兄弟に頼んでいた。

 

息子が、また来るね!と言った時、じいちゃんが涙目になっていた様だ。

 

旦那殿曰く、

そりゃ、明日死ぬかも分からない状態だし、何時でも今生の別れの気持ちになるのは分かる。

 

そんなじいちゃん。訪問診療の先生が施設に来られ、様子を見て、今週は乗り越えられそうだと判断した様子。

 

しかし、旦那殿が言うには、がん特有の額になって影が出来ていると…

仕方ないんじゃないと私。

 

そんな中、先程、私の実家から連絡があった。

息子はいつも週末に私の実家に行ってお泊まりをするのが日課になっている…のだが…

 

私の父が、

 

今日、息子は来れないぞ。

俺、風邪ひいた。顔が腫れ上がってる。

 

咳は大丈夫なの?

 

それは大丈夫。

 

てか、風邪じゃないんじゃないの?

病院へ行ってよ。

 

行かねー。だからそういう事で。

 

……

 

これは、何かの流れだな…と思った。

旦那殿父に会っとけよ…的な流れ。

 

……流れに身を任せましょう(๑¯ω¯๑)