さて、先週から旦那殿が心療内科へ通い始めた。
聞けば旦那殿の鬱症状は14歳頃と本人談。
両親の理不尽の教えが功を奏し、立派な躁鬱人間を完成させた感じである。
それでも旦那殿は若い頃からの口癖
絶対に負けない!
で頑張ってやってきたのである。
しかし、息子が知的と発達障害と診断された時(3歳)初めて障害の事を知り、勉強する事になる。
すると、自分にもその傾向が垣間見れたし、両親にもその傾向があると知る。
息子に関してはある意味自由に育てているので、素直に育っていると思われる。
しかし、通常ならば年齢が行けば行くほどIQは下がっていく傾向があるが、息子に関して言えば、年齢が行くほどIQが上がっていった。
旦那殿はと言うと、強烈な支配欲が強い母親に育てられ、父親に関しては旦那殿には無関心、旦那弟だけを溺愛していた父である。
まぁ、通常ならば病むよね・・・と言わざるをえない。
そんな旦那殿のトラウマエピソードは昔から聞かされてきた。
確かに聞くと、うーん(-_-)そりゃないな・・・。と思うエピソードばかり。
その話を心療内科の先生に聞いてもらった。
すると、この場面では普通でもトラウマになるだろう、
この場合はADHDの傾向でそうなってしまう、と分かりやすく説明してくれる。
理論で説明される方が得意な旦那殿は納得できる。
今回も診察してもらい、今週あった怒りのエピソードを話したようだ。
内容は北海道で苛めの事件がありそのネットニュースを見て怒りが爆発した。
自分も同じいじめに遭った事があり、誰も助けてもらえなかったばかりか、親は気づいていても無視。母方の婆様は気づいてくれて両親に言ってくれたが、親の顔に「めんどくさい」と出ていたと旦那殿談。
結局、親は先生に言ったらしいが、これがまた先生が苛めた生徒に言ってしまったため、さらにひどい苛めになった・・・とテンプレ通り。
人間不信が酷くなる。。。
このように、少しのエピソードがトラウマに引っかかるのである。
そして夜中に必ず目が覚めて、ひとりで思い出して怒っている。そして寝不足への道へ・・・。
これ、もう何十年やっている。
今回はきちんと寝ましょう。という事で、お薬を出していただいた。
睡眠導入剤とは違うものらしい・・・。
旦那殿が言った、
俺が菩薩になったらどうする?笑
だって。
なってから言ってください(-_-)と私は返す。
本来なら薬に頼らないで行きたいところだけど、それも偏見かな・・・と思うようになり、薬の力もお借りしながら精神を通常に戻す事を目標にしていくことになる。
もう47年生きてきたし、約半世紀苦労したんだから、あとどれくらいの寿命か分からないが、落ち着いて人生を楽しんで欲しいと思った次第。
ちなみに旦那殿の診断名は
アスペルガー症候群(ASD)&ADHDの珍しいタイプとのこと。
これをまとめて自閉症スペクトラムという。